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令和 3年12月第5回定例会(第1号11月25日)

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  1. 水俣市議会 2021-11-25
    令和 3年12月第5回定例会(第1号11月25日)


    取得元: 水俣市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-01
    令和 3年12月第5回定例会(第1号11月25日)      令和3年12月第5回水俣市議会定例会会議録(第1号) 1、令和3年11月25日水俣市長第5回水俣市議会定例会を招集する。 1、令和3年11月25日午前10時0分水俣市議会議長第5回水俣市議会定例会の開会を宣告する。 1、令和3年12月16日午前11時34分水俣市議会議長第5回水俣市議会定例会の閉会を宣告する。         ────────────────────────── 令和3年11月25日(木曜日)                  午前10時0分 開会                  午後0時15分 散会  (出席議員) 16人 牧 下 恭 之 君       田 中   睦 君       平 岡   朱 君 髙 岡 朱 美 君       渕 上 茂 樹 君       木 戸 理 江 君 小 路 貴 紀 君       桑 原 一 知 君       杉 迫 一 樹 君 藤 本 壽 子 君       岩 阪 雅 文 君       岩 村 龍 男 君 谷 口 明 弘 君       真 野 頼 隆 君       田 口 憲 雄 君 松 本 和 幸 君  (欠席議員) なし  (職務のため出席した事務局職員) 4人
    事 務 局 長 (設 楽   聡 君)  主     幹 (関   洋 一 君) 主     幹 (中 村 亮 彦 君)  主     任 (藤 澤 亜 未 君)  (説明のため出席した者) 13人 市     長 (髙 岡 利 治 君)  副  市  長 (小 林 信 也 君) 総務企画部長  (中 谷   衛 君)  福祉環境部長  (高三潴   晋 君) 産業建設部長  (本 田 聖 治 君)  教  育  長 (小 島 泰 治 君) 総合医療センター事務部長         (松 木 幸 蔵 君)  教 育 次 長 (坂 本 禎 一 君) 上下水道局長  (金 子 昌 宏 君)  総務企画部市長公室長                              (鎌 田 みゆき 君) 総務企画部総務課長            総務企画部地域振興課長         (梅 下 俊 克 君)          (柿 本 英 行 君) 総務企画部財政課長         (岡 本 夫美代 君)         ────────────────────────── 〇議事日程 第1号 令和3年11月25日 午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名について 第2 会期の決定について                                      (委員会付託) 第3 議第90号 専決処分報告及び承認について          専第11号 令和3年度水俣一般会計補正予算(第9号) 第4 議第91号 ShopCafeミナマータ設置等に関する条例制定について 第5 議第92号 みなまた木のおもちゃ館きらら設置等に関する条例制定について 第6 議第93号 水俣国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について 第7 議第94号 水俣国民健康保険事業財政調整基金設置管理及び処分に関する条例の一部         を改正する条例制定について 第8 議第95号 水俣税条例の一部を改正する条例制定について 第9 議第96号 水俣手数料条例の一部を改正する条例制定について 第10 議第97号 水俣国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について 第11 議第98号 水俣企業立地条例の一部を改正する条例制定について 第12 議第99号 水俣市湯の鶴温泉保健センター設置等に関する条例の一部を改正する条例の制         定について 第13 議第 100号 水俣特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども子育て          支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定につ          いて 第14 議第 101号 令和3年度水俣一般会計補正予算(第10号) 第15 議第 102号 令和3年度水俣国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 第16 議第 103号 令和3年度水俣後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 第17 議第 104号 令和3年度水俣介護保険特別会計補正予算(第3号) 第18 議第 105号 令和3年度水俣病院事業会計補正予算(第2号) 第19 議第 106号 水俣市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について                                       (総務産業) 第20 議第82号 令和2年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分について 第21 議第83号 令和2年度水俣公共下水道事業会計決算認定について 第22 議第84号 令和2年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分について 第23 議第86号 令和2年度水俣一般会計決算認定について 第24 議第87号 令和2年度水俣国民健康保険事業特別会計決算認定について 第25 議第88号 令和2年度水俣後期高齢者医療特別会計決算認定について 第26 議第89号 令和2年度水俣介護保険特別会計決算認定について         ────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり         ────────────────────────── ◎開会                               午前10時0分 開会 ○議長牧下恭之君) ただいまから令和3年第5回水俣市議会定例会を開会します。         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) これから本日の会議を開きます。         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) 日程に先立ちまして諸般の報告をします。  市長から、損害賠償額の決定及び和解についての報告3件がありましたので、議席に配布しておきました。  次に、総務産業厚生文教の各常任委員会及び一般会計決算特別委員会から、閉会中の継続審査となっていた令和2年度の一般会計特別会計及び企業会計に関する決算7件について、それぞれ委員会審査報告書が提出されましたので議席に配布しておきました。  次に、監査委員から、令和3年4月分、5月分、6月分の一般会計特別会計等例月現金出納検査の結果報告及び令和3年6月分、7月分、8月分の公営企業会計例月現金出納検査の結果報告があり、事務局に備えつけてありますから御閲覧願います。  次に、今期定例会地方自治法第121条の規定により、髙岡市長、小林副市長中谷総務企画部長高三潴福祉環境部長本田産業建設部長鎌田市長公室長梅下総務課長柿本地域振興課長岡本財政課長小島教育長坂本教育次長松木総合医療センター事務部長金子上下水道局長、以上の出席を要求しました。  次に、本日の議事は、議席に配付の議事日程第1号をもって進めます。  以上で報告を終わります。         ────────────────────────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長牧下恭之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において田中睦議員松本和幸議員を指名します。         ────────────────────────── ◎日程第2 会期の決定について ○議長牧下恭之君) 日程第2、会期の決定を議題とします。         ──────────────────────────          令和3年12月第5回定例会(11月25日招集)会期日程表                        (会期 11月25日から12月16日まで22日間) ┌───┬─────┬──┬──────┬────┬─────────────────────────┐ │日次 │月日   │曜 │開議時刻  │会議  │議事内容                     │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │  │11月25日 │木 │午前10時  │会議 │開会 会議録署名議員の指名 会期の決定 議案上程 │ │   │     │  │      │    │提案理由説明 先議案件に対する質疑        │ │   │     │  │      │    │委員会付託・審査 委員長報告 質疑 討論 採決  │ │   │     │  │      │    │令和2年度一般・特別・企業会計決算委員長報告  │ │   │     │  │      │    │質疑 討論 採決                 │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │  │  26日 │金 │      │休会  │議案調査                     │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │  │  27日 │土 │      │    │市の休日(土曜日)                │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │  │  28日 │日 │      │    │市の休日(日曜日)                │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │  │  29日 │月 │      │    │議案調査一般質問通告正午まで)         │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤
    │  │  30日 │火 │      │    │議案調査                     │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │  │12月1日 │水 │      │    │議案調査                     │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │  │  2日 │木 │      │    │議案調査                     │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │  │  3日 │金 │      │    │議案調査                     │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │ 10 │  4日 │土 │      │    │市の休日(土曜日)                │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │ 11 │  5日 │日 │      │    │市の休日(日曜日)                │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │ 12 │  6日 │月 │      │    │議案調査                     │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 13 │  7日 │火 │午前9時30分│本会議 │一般質問質疑通告正午まで)           │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 14 │  8日 │水 │午前9時30分│本会議 │一般質問                     │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 15 │  9日 │木 │午前9時30分│本会議 │一般質問                     │ │   │     │  │      │    │議案質疑 委員会付託               │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 16 │  10日 │金 │――――  │委員会 │委員会                      │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 17 │  11日 │土 │      │休会  │市の休日(土曜日)                │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │ 18 │  12日 │日 │      │    │市の休日(日曜日)                │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 19 │  13日 │月 │――――  │委員会 │委員会予備日)                 │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 20 │  14日 │火 │      │休会  │議事整理日                    │ ├───┼─────┼──┤      │    ├─────────────────────────┤ │ 21 │  15日 │水 │      │    │議事整理日                    │ ├───┼─────┼──┼──────┼────┼─────────────────────────┤ │ 22 │  16日 │木 │午前10時  │会議 │委員長報告 委員長報告に対する質疑 討論 採決  │ │   │     │  │      │    │閉会                       │ └───┴─────┴──┴──────┴────┴─────────────────────────┘         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) お諮りします。  今期定例会会期は、本日から12月16日までの22日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長牧下恭之君) 異議なしと認めます。  したがって会期は、22日間と決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第3 議第90号 専決処分報告及び承認について             専第11号 令和3年度水俣一般会計補正予算(第9号)  日程第4 議第91号 ShopCafeミナマータ設置等に関する条例制定について  日程第5 議第92号 みなまた木のおもちゃ館きらら設置等に関する条例制定について  日程第6 議第93号 水俣国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について  日程第7 議第94号 水俣国民健康保険事業財政調整基金設置管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例制定について  日程第8 議第95号 水俣税条例の一部を改正する条例制定について  日程第9 議第96号 水俣手数料条例の一部を改正する条例制定について  日程第10 議第97号 水俣国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について  日程第11 議第98号 水俣企業立地条例の一部を改正する条例制定について  日程第12 議第99号 水俣市湯の鶴温泉保健センター設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について  日程第13 議第100号 水俣特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について  日程第14 議第101号 令和3年度水俣一般会計補正予算(第10号)  日程第15 議第102号 令和3年度水俣国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  日程第16 議第103号 令和3年度水俣後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)  日程第17 議第104号 令和3年度水俣介護保険特別会計補正予算(第3号)  日程第18 議第105号 令和3年度水俣病院事業会計補正予算(第2号)  日程第19 議第106号 水俣市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について ○議長牧下恭之君) 日程第3、議第90号専決処分報告及び承認についてから、日程第19、議第106号水俣市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についてまで、17件を一括して議題とします。         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) 提案理由の説明を求めます。  髙岡市長。   (市長 髙岡利治君登壇) ○市長髙岡利治君) 本定例市議会に提案いたしました議案につきまして、順次、提案理由を御説明申し上げます。  まず、議第90号専決処分報告及び承認について、専第11号令和3年度水俣一般会計補正予算第9号について申し上げます。  本案は、新型コロナウイルス感染症対策のため、予算措置に急施を要しましたので、専決処分を行ったものであります。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ7,133万5,000円を増額し、補正後の予算総額歳入歳出それぞれ180億3,346万8,000円とするものであります。  補正の内容といたしましては、第4款衛生費に、新型コロナウイルスワクチン接種事業、第6款商工費に、観光産業緊急対策支援事業新型コロナウイルス感染症経営安定化緊急支援事業を計上いたしております。  その財源といたしましては、第14款国庫支出金、第15款県支出金、第19款繰越金、第20款諸収入をもって調整いたしております。  次に、議第91号ShopCafeミナマータ設置等に関する条例制定について申し上げます。  本案は、ShopCafeミナマータ設置に伴い、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第92号みなまた木のおもちゃ館きらら設置等に関する条例制定について申し上げます。  本案は、みなまた木のおもちゃ館きらら設置に伴い、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第93号水俣国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第94号水俣国民健康保険事業財政調整基金設置管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、国民健康保険事業の財政を安定して運営していくため、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第95号水俣税条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、水俣税条例における固定資産課税台帳に関する閲覧及び交付手数料の額については、水俣手数料条例において規定するため、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第96号水俣手数料条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、図面の写図の交付等に係る手数料徴収について明確に規定するため、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第97号水俣国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、地方税法の改正に伴い、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第98号水俣企業立地条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴い、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第99号水俣市湯の鶴温泉保健センター設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、指定管理制度における利用料金制導入に伴い、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第100号水俣特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども子育て支援施設等の運営に関する基準及び子ども子育て支援法施行規則の一部を改正する内閣府令の施行に伴い、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第101号令和3年度水俣一般会計補正予算第10号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ3億1,957万4,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ183億5,304万2,000円とするものであります。  補正の主な内容といたしましては、第2款総務費に、ふるさと大好き寄附金事業、第3款民生費に、支援対象児童等見守り強化事業、第4款衛生費に、住民健康管理システム経費、第6款商工費に、企業支援事業、第9款教育費に、公立小中学校ICT整備事業、第10款災害復旧費に、公共土木施設災害復旧費、第11款公債費に、長期債元金などを計上いたしております。  その財源といたしましては、第14款国庫支出金、第15款県支出金、第16款財産収入、第17款寄附金、第18款繰入金、第19款繰越金、第20款諸収入、第21款市債をもって調整いたしております。  このほか、繰越明許費補正として、市町村営林道開設事業ほか4件の追加を計上いたしております。
     債務負担行為補正として、水俣市ふれあいセンター管理委託料ほか5件の追加を計上いたしております。  また、地方債補正として、災害復旧事業限度額の変更を計上いたしております。  次に、議第102号令和3年度水俣国民健康保険事業特別会計補正予算第3号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ11億4,750万9,000円を増額し、補正後の予算総額歳入歳出それぞれ49億2,718万1,000円とするものであります。  補正の主な内容といたしましては、第6款基金積立金に、国民健康保険事業財政調整基金積立金、第8款諸支出金に、国県支出金等返還金などを計上いたしております。  その財源といたしましては、第4款県支出金、第6款繰入金、第7款繰越金をもって調整いたしております。  このほか、債務負担行為補正として、電算システム改修委託料(国保)ほか1件の廃止を計上いたしております。  次に、議第103号令和3年度水俣後期高齢者医療特別会計補正予算第2号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ4万4,000円を減額し、補正後の予算総額歳入歳出それぞれ4億3,220万6,000円とするものであります。  補正の内容といたしましては、第1款総務費に、標準報酬月額の改定による共済費の減額を計上いたしております。  その財源といたしましては、第3款繰入金をもって調整いたしております。  次に、議第104号令和3年度水俣介護保険特別会計補正予算第3号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ15万円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ39億1,840万3,000円とするものであります。  補正の主な内容といたしましては、第1款総務費に職員給与費の手当支給増額等に伴う費用を計上いたしております。  その財源といたしましては、第1款保険料、第4款国庫支出金、第7款繰入金をもって調整いたしております。  次に、議第105号令和3年度水俣病院事業会計補正予算第2号について申し上げます。  今回の補正は、令和3年度水俣市病院事業会計予算第4条に定める資本的支出の額を6,809万5,000円増額し、補正後の資本的支出の額を10億6,067万7,000円とするものであります。なお、資本的収支不足額に対しては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金及び過年度分損益勘定留保資金で補てんすることといたしております。  補正の内容といたしましては、資本的支出において、河原団地跡地等の所管換えに係る建設改良費の増額及び令和2年度新型コロナウイルス感染症患者等入院医療機関設備整備事業の事業費確定に伴う補助金返還金を計上いたしております。  このほか、債務負担行為として米購入業務のほか15件を追加しております。  次に、議第106号水俣市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について申し上げます。  本案は、令和3年人事院勧告及び令和3年熊本県人事委員会勧告を踏まえ、本案のように制定しようとするものであります。  以上、本市議会に提案いたしました、議第90号から議第106号までについて、順次、提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長牧下恭之君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  提出議案のうち、議第106号水俣市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定については、本日審議をお願いします。  これから質疑に入ります。  議第106号水俣市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長牧下恭之君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。  ただいま質疑を終わりました議第106号は、議事日程記載のとおり、総務産業委員会に付託します。  この際、委員会審査のためしばらく休憩します。                                  午前10時14分 休憩                                  ─────────                                  午前11時30分 開議 ○議長牧下恭之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど委員会に付託しておりました議案について、総務産業委員会から委員会審査報告書が提出されましたので、議席に配付しておきました。  これから、委員長の報告を求めます。  総務産業委員長小路貴紀議員。   (総務産業委員長 小路貴紀君登壇) ○総務産業委員長(小路貴紀君) ただいま議題となりました議案のうち、総務産業委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  議第106号水俣市長等の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について申し上げます。  今回の条例改正は、令和3年人事院勧告及び令和3年熊本県人事委員会勧告を踏まえ、市長等の給与を改定するため、本案のように制定するものである。  主な改正内容は、水俣市長等の令和3年12月分の期末手当支給割合を0.15カ月分、再任用職員については0.1カ月分引き下げ、令和4年度以降の期末手当については、引き下げ分を6月と12月で平準化するものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、特別報酬審議会での審議の必要性についてただしたのに対し、特別報酬審議会は、月額報酬について審議するものと位置づけているため、今回の改正内容については、対象ではないとの答弁がありました。  本議案については、討論があり、日本の賃金は先進国の中でも非常に低いレベルであり、コロナ禍で国民の暮らしが疲弊していく中で、日本全体として賃金の引き上げの方向に動いていくべきであり、人事院勧告によるものだとは理解するも反対であるとの意見があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で、総務産業委員会の審査報告を終わります。         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) 以上で委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長の審査報告に対する質疑に入ります。  ただいまの委員長の審査報告について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長牧下恭之君) 質疑なしと認め、これで委員長の審査報告に対する質疑を終わります。  これから討論に入ります。  本件については、髙岡朱美議員から討論の通告があります。  これから発言を許します。  髙岡朱美議員。 ○(髙岡朱美君) 日本共産党の髙岡朱美です。議第106号に反対討論を行います。  現在、日本のGDPは、中国、インドに抜かれ、この30年間、成長しない国になっています。その最大の原因が、賃金が上がらないということです。日本の賃金は、現在、世界の先進国といわれる38カ国中最下位で、お隣の韓国と比べても、最低賃金、平均賃金ともに低いという不名誉な事態になっています。賃金の低下は、国内購買力の低下、労働者の労働意欲の低下を招き優秀な人材の海外流出などにより国際競争力を落とす原因になります。世界の企業の時価総額ランキングで、日本の企業がトップ50社に、たった1社しか入っていないことは、そのことを反映しているのではないでしょうか。  一方、今の日本の特徴として、労働者に賃金による分配を行わない一方で、内部留保金を増やし続けているということがあります。これによって恩恵を受けるのは、株主と役員のみであり、ますます格差を広げる原因になっています。  岸田内閣も、今後は政府が旗振り役となって賃金の底上げをしていく姿勢を示しているとおり、日本のこの大きな課題に、すぐにでも取りかかるべきです。  地方では、コロナによって地域経済が疲弊しており、公務員に対する厳しい目が向けられているという事情はありますが、一方で、コロナ禍では、医療センターをはじめ、いきいき健康課、福祉課、経済観光課などの職員が大奮闘しておられます。官民でお互いに足を引っ張りあうのではなく、国際社会を視野に入れて、全体的として賃金引き上げに動いていくときです。  自治体が、人事勧告案に従わざるを得ないという事情は理解できるものの、この判断に異を唱え議論を起こすことも議会の役割と考えます。  以上の理由から、公務員の賞与引き下げに反対の立場を表明し、討論を終わります。 ○議長牧下恭之君) ほかに討論はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長牧下恭之君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように、御異議がありますので、挙手により採決します。  本件に対する委員長の報告は、可決であります。  本件は、委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○議長牧下恭之君) 挙手多数であります。  したがって本件は、委員長報告のとおり決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第20 議第82号 令和2年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分について  日程第21 議第83号 令和2年度水俣公共下水道事業会計決算認定について  日程第22 議第84号 令和2年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分について  日程第23 議第86号 令和2年度水俣一般会計決算認定について  日程第24 議第87号 令和2年度水俣国民健康保険事業特別会計決算認定について  日程第25 議第88号 令和2年度水俣後期高齢者医療特別会計決算認定について  日程第26 議第89号 令和2年度水俣介護保険特別会計決算認定について ○議長牧下恭之君) 日程第20、議第82号令和2年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分についてから、日程第26、議第89号令和2年度水俣介護保険特別会計決算認定についてまで、7件を一括して議題とします。  順次、委員長の報告を求めます。  初めに、総務産業委員長小路貴紀議員。   (総務産業委員長 小路貴紀君登壇) ○総務産業委員長(小路貴紀君) ただいま議題となりました議案のうち、総務産業委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  初めに、議第82号令和2年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。  まず、上下水道局長から、水道事業の業務概況等について説明を受けた後、決算報告書、その他財務諸表に基づき、詳細な説明を受けました。  本決算の収益的収入及び支出については、事業収益5億277万円、事業費3億5,408万円で、差し引き1億4,869万円となり、消費税等調整後の損益計算によると、当年度純利益は1億2,668万円となる。  次に、資本的収入及び支出については、資本的収入1億5,052万円、資本的支出3億6,258万円となり、差し引き不足額2億1,206万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,199万円、減債積立金4,000万円、過年度分損益勘定留保資金1億5,007万円で補てんしている。  次に、未処分利益剰余金の当年度末残高1億6,668万円については、建設改良積立金に1億2,668万円を積み立て、資本金に4,000万円を組み入れる処分を行うとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、1億6,668万円の利益剰余金が、建設改良積立金及び資本金で処分されているが、利率が高い企業債の繰り上げ償還を行う考えはあるかとただしたのに対し、企業債を繰り上げ償還する際には、将来得られる利息分の補償金を支払う必要があるため、現状では考えていないとの答弁がありました。  また、耐震管への更新の進捗率と、今後、耐震管に更新していくための建設改良積立金はどの程度必要と考えているかとただしたのに対し、耐震化率は22.4%である。建設改良積立金は自然災害等で臨時的に対応する必要もあるため、具体的な金額の提示は難しい。今後、経営戦略の中で現金・預金等を勘案しながら、積み立てていきたいとの答弁がありました。  また、内部留保資金の現在高についてただしたのに対し、令和2年度末現在で7億900万円ほどであるとの答弁がありました。  また、市内橋梁に送水管が添架されている箇所についてただしたのに対し、水俣橋や鶴田橋、渡野、葛渡等を含めて数カ所あるとの答弁がありました。  本決算及び剰余金処分については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定及び原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議第83号令和2年度水俣公共下水道事業会計決算認定について申し上げます。  まず、上下水道局長から、下水道事業の概要説明を受けた後、決算報告書、その他財務諸表に基づき、詳細な説明を受けました。  本決算の収益的収入及び支出については、事業収益11億5,892万円、事業費11億4,014万円で、差し引き1,878万円となり、消費税等調整後の損益計算によると、当年度純利益は1,364万円となる。
     次に、資本的収入及び支出については、資本的収入1億8,261万円、資本的支出5億7,800万円となり、差し引き不足額3億9,539万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額515万円、当年度分損益勘定留保資金3億9,024万円で補てんしているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、今回、利益剰余金の処分を行わなかった理由についてただしたのに対し、収益の多くを一般会計からの繰入金でまかなっている状況下では利益を出すことが難しく、今後も多額の利益剰余金は見込まれないため、減債及び建設改良費への積み立てを行わずに繰越利益剰余金として取り扱っている。なお、今後、剰余金が膨らんできた場合は、積み立てを行いたいとの答弁がありました。  また、公営企業法の原則である独立採算はできないということかとただしたのに対し、令和2年度から公営企業法を適用して、どの程度の赤字になるかをはっきりさせることも目的であり、今回がその最初の決算となった。独立採算を目指す上では、使用料の改定等も含めて今後の経営戦略に反映させる必要があり、その際は議会に対して然るべき時期に説明したいとの答弁がありました。  また、決算書の中で、令和2年7月豪雨の際は想定外の不明水発生のため、と記載されているが、南九州西回り自動車道や山林伐採との関連性はあるかとただしたのに対し、ここでいう想定外の不明水とは浄化センターへの流入水のことを指したものであり、南九州西回り自動車道水俣インターチェンジの開通による影響等のことではない。しかしながら、令和2年7月の豪雨災害で浸水した箇所については、雨水管理総合計画の中でシミュレーションを行っていく予定であるとの答弁がありました。  また、昨今の豪雨・長雨の影響で雨水の流れが変わったことによる民地の侵食や地盤沈下等につながるケース等の市民への対応についてただしたのに対し、相談があった場合は公共水路の影響を調査し、わかりやすい説明に努めるなど、しっかりとした対応を心掛けるとの答弁がありました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  以上で総務産業委員会の審査報告を終わります。 ○議長牧下恭之君) 次に、厚生文教委員長桑原一知議員。   (厚生文教委員長 桑原一知君登壇) ○厚生文教委員長(桑原一知君) ただいま議題となりました議案のうち、厚生文教委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  初めに、議第84号令和2年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。  事務部長から、事業概要について、総務課長から、決算報告書、財務諸表、決算附属書類に基づき、詳細な説明を受けました。  まず、収益的収入及び支出については、収益的収入79億645万円、収益的支出72億2,587万円となり、差し引き6億8,058万円の利益となる。  消費税等調整後の損益計算によると、当年度純利益は5億9,861万円となる。  次に、資本的収入及び支出については、資本的収入8億7,053万円、資本的支出13億5,302万円となり、差し引き不足額4億8,249万円は、当年度分消費税等資本的収支調整額8,197万円、減債積立金3億3,005万円、過年度分損益勘定留保資金7,047万円で補てんしている。  次に、未処分利益剰余金の当年度末残高29億9,700万円については、減債積立金に4億3,487万円、建設改良積立金に5億円を積み立てる処分を行うとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、妊婦さんがコロナに感染した場合、どのような対応が行われるのかとただしたのに対し、麻酔科の医師との連携も含めたところでマニュアルを作っており、コロナに感染した妊婦さんもお産ができるようにしているとの答弁がありました。  また、医師確保対策について、どのような対策がなされ、特に、麻酔科の医師不足についてはどうなっているのかとただしたのに対し、現在、大学における地域枠のドクター配置などの対応もしているが、本院ではどうしても麻酔科の医師が足らないという課題がある。大学に依頼して、短期制度で対応してもらっているところだが、麻酔科は少なくともあと1人常勤で欲しいところである。このような医師不足は、大学との連携を密にしていくことも大事だが、医師の働き方改革に対する対応も含め、根本的には医療対策の中で訴えていかなければならないと思っているとの答弁がありました。  また、患者数の減少についてただしたのに対し、全国の平均を見ても、コロナによる受診控えが多いためだったのではないかと考える。一方で、地域医療対象者の減少も受診減に明らかに関与していると考えており、平成25年度から行われている地域医療構想がこの要因の一つとなっているのではないかとの答弁がありました。  また、今後の最新医療機器の更新と導入についてただしたのに対し、日進月歩で医療機器は発展している。24時間、二次救急までは完結しようというのが本院の役割であり責務である。AIが診断をする時代になり、これからもオンラインなどもろもろの技術を取り入れながら、時代に遅れることなくやっていきたいとの答弁がありました。  また、久木野診療所の状況と方向性についてただしたのに対し、同診療所は、医療センターで経過観察、継続診療となった高齢の方が中心に訪れられ、1日外来が7名、新患は、風邪や怪我などで来院される方を含めても年間1桁であり、医業収益よりも費用の方がかかっており、ここだけで1,000万円以上の赤字となっているのが現状である。これからの方向性としては、今行っているオンライン診療も含め、急患があったときは、救急車の出動以外にも、救急救命士が行うトリアージを駆使したり、医師がいなくても地域包括ケアで同診療所の患者を24時間体制で診ていくことが可能なネットワークの構築など、久木野における新たな地域医療の形を検討しているとの答弁がありました。  本決算及び剰余金処分については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定及び原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第87号令和2年度水俣国民健康保険事業特別会計決算認定について申し上げます。  市民課長から、決算書、事項別明細書に基づき、詳細な説明を受けました。  本会計は、歳入合計48億7,086万円、歳出合計36億8,913万円となり、歳入歳出差し引き11億8,173万円は全額翌年度に繰り越している。  また、予算額に対する執行割合は、歳入128.5%、歳出97.3%となっているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、出産育児補助金が340万9,540円と端数が出ていることについてただしたのに対し、その人の状況や受診している病院によって支給される金額が変わってくるので、端数が生じることになる。同補助の最高限度額は42万円で、9件分を支出したとの答弁がありました。  また、不納欠損額が増えてきている原因についてただしたのに対し、地方税法では、滞納処分をすることによってその生活を著しく窮迫させる恐れがあるときなどは、その滞納処分の執行を停止することができるとされており、昨年度は、これまでに比べて高額の案件が含まれていたことなどが不納欠損額増加の原因であるとの答弁がありました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  次に、議第88号令和2年度水俣後期高齢者医療特別会計決算認定について申し上げます。  市民課長から、決算書、事項別明細書に基づき、詳細な説明を受けました。  本会計は、歳入合計4億2,981万円、歳出合計4億2,856万円となり、歳入歳出差し引き125万円は全額翌年度に繰り越している。  また、予算額に対する執行割合は、歳入95.9%、歳出95.7%となっているとの説明を受けました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  最後に、議第89号、令和2年度水俣介護保険特別会計決算認定について申し上げます。  いきいき健康課長から、決算書、事項別明細書に基づき、詳細な説明を受けました。  本会計は、歳入合計39億9,995万円、歳出合計37億1,556万円となり、歳入歳出差し引き2億8,439万円を翌年度に繰り越している。  また、予算額に対する執行割合は、歳入104.3%、歳出96.9%となっているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、もやい・ふれあい菜園委託事業の内容と今後の方向性についてただしたのに対し、令和2年度は、5地区で農業体験や会食サービスなど、地域に応じた活動が実施された。そのうち4地区においては、数年継続して事業を行い、成果があらわれたということで、地区での活動に移行していただき、市の委託事業としては終了した。令和2年度から事業を開始した1地区では引き続き実施していくとの答弁がありました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  以上で厚生文教委員会の審査報告を終わります。 ○議長牧下恭之君) 次に、一般会計決算特別委員長岩阪雅文議員。   (一般会計決算特別委員長 岩阪雅文君登壇) ○一般会計決算特別委員長(岩阪雅文君) ただいま議題となりました議案のうち、一般会計決算特別委員会に付託されました議第86号令和2年度水俣一般会計決算認定について、委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。  審査に先立ち、会計管理者のあいさつに次いで、総務企画部長から、本決算の概要について次のような説明を受けました。  令和2年度の一般会計決算額は、歳入が209億6,045万円、歳出が204億8,753万円、差し引き4億7,292万円の黒字で、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は3億1,498万円となった。  決算の主な内容は、まず、歳入のうち、市税は、市民税、固定資産税の減少等により、前年比0.9%、約2,700万円減少した。  地方交付税は、普通交付税が約1億5,000万円、特別交付税が約1,500万円増加し、地方交付税全体で前年比3.3%、約1億6,500万円増加した。  国庫支出金は、特別定額給付金給付事業費補助金の増加等に伴い、前年比141.5%、約32億3,600万円増加した。  県支出金は、「環境首都」水俣・芦北地域創造補助金の増加等により、前年比22.3%、約2億9,500万円増加した。  市債は、市庁舎建替事業等により、前年比54.0%、約11億2,500万円増加した。  歳入全体では、前年比29.2%、約47億3,500万円の増加となった。  次に、歳出のうち、義務的経費については、人件費が、退職手当の増加等により、前年比5.0%、約1億1,600万円増加した。  扶助費は、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業の増加等により、前年比1.1%、約4,000万円増加した。  公債費は、災害復旧事業債の償還額の増加等のため、前年比2.9%、約4,600万円増加した。  義務的経費全体では、前年比2.7%、約2億200万円増加した。  投資的経費では、普通建設事業費は、水俣川河口臨海部振興構想事業の増加等に伴い、前年比13.0%、約2億6,700万円増加した。  災害復旧事業費は、市庁舎建替事業の実施等により、前年比340.7%、約14億3,500万円増加した。  投資的経費全体では、前年比68.8%、約17億200万円増加した。  その他の経費では、物件費は、ふるさと大好き寄附金事業の増加等で、前年比3.4%、約4,900万円増加した。  補助費等は、特別定額給付金給付事業の実施等で、前年比122.2%、約29億2,200万円増加した。  繰出金は、公共下水道事業の公営企業法全部適用により一般会計から公共下水道事業会計に支出した経費の性質区分が操出金から補助費等に変更となったことに伴う減少で、前年比25.7%、約4億8,500万円減少した。  歳出全体では、28.4%、約45億3,700万円の増加となった。  次に、財政調整基金の3月31日の現在高については、6億7,006万1,000円で、前年度から約5億7,966万2,000円減少した。  なお、出納整理期間中に行った財政調整基金から一般会計への繰入1億円及び一時借入金の利子積み立て5,000円を反映した実質的な財政調整基金の年度末残高は、5億7,006万6,000円となり、約2,030万6,000円の増加となった。  市債の現在高は171億8,196万3,000円で、前年度に比べて16億4,628万5,000円増加した。  これは、市庁舎建設事業等により市債の発行が増加したことによるものである。  次に、決算額に基づいて算出する財政指標について、経常収支比率は96.7%と前年より5.0%改善された。  これは、歳入において地方交付税及び地方消費税交付金の増加等により、経常一般財源等が約2億4,000万円増加したこと、歳出において扶助費及び操出金のうち経常的な経費に係るものの減少等により、経常経費充当一般財源等が約1億4,800万円減少したことによるものである。  また、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に定める指標につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに赤字がなく、引き続き、早期健全化基準等に該当するものはなかった。  このほか、将来負担比率は51.3%と前年より0.6%改善した。実質公債費比率は、10.7%と前年より0.3%改善した。  以上のような説明を受けた後、予算の効率的な執行及び投資的効果という見地から、事項別明細書等の関係資料をもとに、各担当課長から、款別に逐次説明を受け、質疑を行いました。  質疑の主なものを申し上げますと、ふるさと納税の寄附額が急激に伸びたが、職員の仕事量は問題なくこなせていたのかとただしたのに対し、寄附額が3倍近く伸び、事務量的には増えたが、少ない人数で行うため委託先を変えており、職員で対応できたとの答弁がありました。また、増えたことによる地元業者の声についてただしたのに対し、地元業者からはかなり収益につながっているとの声があるとの答弁がありました。  また、市税を納めてもらうための市民への十分な説明についてただしたのに対し、現地調査の際は直接説明し、納税通知書を送る際には手紙を同封する等、配慮していくとの答弁がありました。  また、災害時に備える備品等の整備状況についてただしたのに対し、令和2年度購入を予定していたものの中で、災害が重なり品薄で業者が落札できなかったパイプベッドの予算を繰り越した。パイプベッドの購入ができれば令和2年度の購入予定の備品はすべてそろうとの答弁がありました。また、地元の業者からの購入についてただしたのに対し、できるだけ地元の業者から購入していくとの答弁がありました。  また、水俣病資料館の老朽化の状況についてただしたのに対し、令和2年度の工事内容は、展示室内壁のクラックの改修工事と新型コロナウイルス感染症対策として漆喰塗料を用いてウイルスの不活化を図った。併せて雨漏り対策工事も行った。状況としては、雨漏りが止まらず、その箇所も多い。根本的に改修する必要があると認識している。環境省に補助金がないか協議しており、雨漏り対策を含めて設備の改修等も併せて検討しているとの答弁がありました。  また、翌年度に繰り越されたクリーンセンターの煙突解体工事についてただしたのに対し、業者は決まって施行している。現在、解体のための足場を組んでおり、これから煙突の中を洗浄し、耐火煉瓦を壊して最後にコンクリートの部分を取り壊す内容の工事となる。今年度2月末までに解体が終わる予定との答弁がありました。  また、マイナンバーカードの交付についてただしたのに対し、本市の令和3年10月1日現在での交付率は、31.4%である。これから制度が整い、免許証、保険証、災害時の身元確認などに活用されることが予定されているので、広く市民の方に取得していただきたいと思っている。議員も含めて家族や地域の方などに声掛けをしていただければとの答弁がありました。  また、高齢者福祉センターについてただしたのに対し、白浜の高齢者福祉センターは築47年になる。立地が河口に位置し、潮風の影響もあり老朽化も進み建物自体が危険なものになっているので、今年度をもって閉鎖する。使用している老人クラブ連合会の移転先には、公民館分館に移転の要望をいただいており協議をしている。当初予算に向けて管理の仕方など細かいところを検討していきたいと思っているとの答弁がありました。  また、学童クラブで委託事業と補助事業があるがその違いについてただしたのに対し、学童クラブは基本的に委託事業だが、令和元年度から新規開設された民設民営の学童クラブについては、実績がなく、年間平均月当たり10人以上いないと国の補助金がこないということもあり、補助事業とした。令和3年度では9月までの実績として平均10人を超えているので、このまま児童の利用の減少がなければ来年度からは委託への変更も検討していいと考えているとの答弁がありました。  また、令和2年7月豪雨で白浜団地が浸水したが、復旧状況についてただしたのに対し、災害復旧については完了している。一部屋ごとに居住したまま工事をした。住民の都合を聞きながら丁寧に対応した。大きな苦情は確認していないと答弁がありました。また、大規模盛り土造成地変動予測調査事業の調査結果についてただしたのに対し、市内で大規模盛り土に該当する箇所は11カ所で、県のホームページに掲載されている。これをもとに簡易な現地調査を実施した。結果報告はまだ公表されていない。特に危険なものは確認されていないが、経過観察で事あるごとに確認していくとの答弁がありました。  また、スポーツキッズサポーター基金に寄附された企業への使用用途などの報告についてただしたのに対し、毎年の決算後にキッズサポーター基金の運営委員会で報告しており、企業には郵送でお知らせしているとの答弁がありました。  また、第二中学校の体育館の抜本的な改修についてただしたのに対し、長年の懸案事項であり、事前調査をして工法の検討をしてきた。財源を検討しながら、改修時期や抜本的な改修までの雨漏り対策も含めて考えていきたいとの答弁がありました。  最後に、財政状況がさらに厳しくなることを見据えて、各事業の適正な評価と適切な見直しを行い、最小の経費で最大の効果をあげていただくようお願いします。  また、令和2年度においては、コロナ禍の中、感染予防、ワクチン接種、豪雨災害対応などの業務に集中していただき、大変御苦労をされたことに、感謝いたします。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  以上で一般会計決算特別委員会の審査報告を終わります。         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) 以上で委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまの委員長の審査報告について、質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長牧下恭之君) 質疑なしと認め、これで委員長報告に対する質疑を終わります。  これから討論に入ります。  ただいままで討論の通告はありません。  したがって討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  議第82号令和2年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分について及び議第84号令和2年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分について、以上2件を一括して採決します。  本2件に対する委員長報告はいずれも認定及び可決であります。  本2件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
      (「異議なし」と言う者あり) ○議長牧下恭之君) 異議なしと認めます。  したがって本2件は、いずれも委員長報告のとおり認定及び可決することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) 次に、議第83号令和2年度水俣公共下水道事業会計決算認定及び議第86号令和2年度水俣一般会計決算認定についてから、議第89号令和2年度水俣介護保険特別会計決算認定についてまで、以上5件を一括して採決します。  本5件に対する委員長報告はいずれも認定であります。  本5件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長牧下恭之君) 異議なしと認めます。  したがって本5件は、いずれも委員長報告のとおり認定することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長牧下恭之君) 以上で本日の日程は全部終了しました。  明26日から12月6日までは議案調査のため休会であります。  次の本会議は、12月7日に開き、一般質問を行います。  なお、議事の都合により12月7日の会議は午前9時30分に繰り上げて開きます。  一般質問の通告は11月29日正午まで、議案質疑の通告は12月7日正午まで、それぞれ御通告願います。  本日はこれで散会します。                                   午後0時15分 散会...